私たちは、體(からだ)を通して人間としての体験を創り出しています。
體(からだ)を健康にして生きるためには、呼吸が欠かせません。
しかしながら、現代人の多くが自分が今どんな呼吸をしているのか、つい忘れがちになってしまっています。
自分と体が切り離されたように感じたり、まるで殻か牢獄に閉じ込められたように感じている人もいます。
そこで、ほんの少しの間、呼吸と體(からだ)に意識を向けてみましょう。
今、自分の體(からだ)が何を感じているのかに気づく。
すると、雑念が止まります。
心の視野が開けてきます。
理解力が深まり、體(からだ)と心の調和を自分で確かめることができます。
あなたの體(からだ)は、生まれてからこんにちまで、ずっとあなたと共に在りました。
あなたが幼子で小さかった時も、大人になった今でも、體(からだ)はあなたと一緒にいました。
どうか、今、そっと手を休めて、自分自身に触れてあげてください。
思いやりをもって、手足や胴体、顔、頭、首や肩などを、優しく撫でてみましょう。
スーッと氣持ちの良い感覚がすると思います。
あなたの肉体は、献身的に働き続けてきました。
自分自身に「ありがとう」を伝えてあげましょう。
自分に気づく方法は簡単です。
今、自分がどんな呼吸をしているのかに気づく。
たったそれだけで、自分に戻れます。
意識的に自分の今に気づいていく。
そうすることで、体内に閉じ込められていた想念を解放することができます。
私たち人間が経験している物理次元は、あくまでも可能性の中から投影された宇宙です。
その時間と空間の世界では、膨大な量の消滅と再生が無数に起きています。
時間は不連続性なものであり、生まれては消えていくのを繰り返しています。
その刹那の中で、多次元に保存されている情報が生命現象によって時間が連続していると感じる体験をつくり出しています。
あなたの體(からだ)は、常に分子レベルで生まれ変わっています。
あなたという生命現象は、今この瞬間に新しい息吹を響かせています。
一瞬たりとも過去と同じものはありません。
常に、毎瞬、あなたは新しいあなたなのです。
もし、過去が思い出され、雑念や両極端な考えに囚われそうになったら。
それは、何らかの執着、または嫌悪の感情があるからかもしれません。
そんな時は、一呼吸して、心と體(からだ)を休ませてあげましょう。
リラックスできるところに行ってみるのも良いでしょう。
睡眠時間を充分に取ることも大切です。
呼吸に意識を向けて、自分の心と體(からだ)のフィーリングに気づく。
それだけで、自分が今どんな感情を抱いているのか、その感情を持ち続けたいのか、手放したいのか、選択しやすくなります。
そして、最良の選択をしていきましょう。
この體(からだ)をもって体験できるのは、たった一度きり、今この人生です。
さあ、深呼吸──。
息を吸って 體(からだ)に気づき、 息を吐いて そっと微笑む。
あなたが幸いでありますように。
大丈夫。
あなたなら、きっと良い方向に導かれます。
そして、そうなります。
Love & Light
氣のヒーリング
SHIHOLI
https://www.officebeing.com
© SHIHOLI YAGUCHI © Office Being All rights reserved.
文章・著作物の無断掲載引用等はご遠慮願います。